Appleは、WWDCのセッション「Record stereo audio with AVAudioSession」を公開し、iOS 14及びiPadOS 14にて、他社製アプリでのステレオ録音が可能になることを明らかにしました。
iPhone XR/XS/XS Max以降のiPhoneでは、標準カメラアプリを使用し動画を撮影したときに、ステレオ録音することが可能でした。これがサードパーティにも開放されるということになります。
iPhone 11には、背面カメラの近く・TrueDepthカメラ(前面カメラ)に1つずつ、底面部に2つマイクが搭載されており、それらのマイクを駆使してステレオ録音することができるようになります。
背面カメラを利用して縦向きに撮影する場合、背面カメラ側のマイクを左側に、TrueDepthカメラ側のマイクを右側に振り分けます。TrueDepthカメラを利用する場合(ポートレート)はその逆になります。
横向き(ランドスケープモード)の場合は、底面部のマイクと、カメラ側のマイクで左右に分けられます。
iPhoneを逆さまにすると、しっかりマイクの振り分けも逆になります。
この機能を利用する場合は、アプリがAVAudioSessionに対応している必要があります。