Appleは、Mac Proカスタムに「Radeon Pro W5500X」カスタムを追加しました。
Radeon Pro W5500Xは、RDNAアーキテクチャで開発されたワークステーション向けのGPUです。24コアの演算ユニット(CU)、1,536コアのストリームプロセッサ(SP)を搭載しています(1CUあたり64SP)。
メモリ仕様は、8GBのGDDR6メモリで、帯域は224GB/sとなっています。
性能は、5.6TFLOPSの単精度性能、11.2TFLOPSの半精度性能となっています。ディスプレイ出力は、HDMI 2.0ポートがモジュールに搭載されていて、内部のThunderbolt 3ポートの2ポートをサポートしています。最大4台の4Kディスプレイ、あるいは1台の5Kディスプレイ、あるいは1台のPro Display XDRに対応します。現在、Appleの発表にとどまっており、AMDからの発表はないため、これ以上のことはわかりません。
モジュールのサイズは、ハーフサイズ(ハーフハイト)となっており、Radeon Pro 580Xと同じサイズになっています。
価格は、Mac Pro購入時にカスタムする場合、Radeon Pro 580Xからのアップグレードで+2万円、新規で「Radeon Pro W5500X MPX Module」を購入する場合6万円(ともに税別)となります。購入時にRadeon Pro W5500Xを2つ搭載するカスタムを選択することはできません。
Source:Apple