Appleは3月9日、Special EventでMac StudioとStudio Displayを発表しました。以下簡単にまとめてみました。
Apple M1 Ultraチップ
M1 Ultraは2つのM1 Maxをパッケージングアーキテクチャで繋いだチップ。これにより、全体のパフォーマンスはM1 Maxの2倍となっている。
メモリ
2つのM1 Maxにより、メモリ帯域幅は最大800GB/sに。またM1 Ultraは最大で128GBのユニファイドメモリに対応している。
CPU
M1 UltraのCPU部には最大20コア搭載可能になっている。
GPU
M1 UltraのGPU部には最大64コア搭載可能になっている。これによりチップ単位でのグラフィックス処理は、M1と比べ最大8倍速くなったとの事。
Neural engine
M1 UltraのNeural engine部には最大32コア搭載可能になっている。
Mac Studio
SoC
Mac StudioではM1 MaxとM1 Ultraの2つのチップが選択可能になっている。またメモリ容量は選択したチップにより最大容量が異なる。M1 Maxを選択した場合は最大64GB、M1 Ultraを選択した場合は最大128GBのメモリが搭載可能になっている。
M1 Max版Mac Studioのパフォーマンス
CPUパフォーマンスはMac Pro(16コア Xeon搭載)に比べ50%高速、GPUパフォーマンスはMacPro(Radeon Pro W5700X搭載)に比べ3.4倍高速になっているとの事。
M1 Ultra版Mac Studioのパフォーマンス
CPUパフォーマンスはMac Pro(16コア Xeon搭載)に比べ90%高速、GPUパフォーマンスはMacPro(Radeon Pro W6900X搭載)に比べ80%高速になっているとの事。
ストレージ
ストレージには最大8TBのSSDが搭載できる。またSSDパフォーマンスは最大7.4GB/sとの事。
ポート
背面
- Thunderboltポート(4つ)
- 10Gb Ethernetポート
- 電源
- USB-Aポート(2つ)
- HDMIポート
- オーディオジャック
前面
M1Max搭載のMacStudioの場合
2つのUSB-CポートとSDXCカードスロット
M1Ultra搭載のMacStudioの場合
2つのThunderbolt-4 ポートとSDXCカードスロット
外部ディスプレイ
Pro Display XDR最大4台に加え、4Kディスプレイを接続する事ができる。
Studio Display
ディスプレイ
27インチの5KRetinaディスプレイが搭載されており、True Tone機能にも対応されている。Pro Display XDRと同じく、標準ガラスとNano-textureガラスの2種類が用意されています。
カメラ
上部に12MPの超広角カメラが搭載されており、センターフレーム機能にも対応されています。
スピーカー&マイク
4つのフォースキャンセリングウーファーと2つのツイーターの合計6つが搭載されており、空間オーディオ機能にも対応されている。またマイクも搭載されています。
A13 Bionic
A13 Bionicチップが搭載されている。
ポート
1つのThunderboltポートと3つのUSB-Cポートが搭載されています。
スタンド
傾きを調整できるスタンド、傾きと高さを調整できるスタンド、VESAマウントアダプタの3種類が用意されています。
価格と発売日
価格はMac Studioが249,800円から、Studio Displayが199,800円から、販売開始日は3月18日となっています。
Source: Apple