Appleは6月7日、WWDC22の基調演説でiOS 16・iPadOS 16を発表しました。
リリース日は、開発者向けのDeveloper Betaが7日から、一般テスター向けのPublic Betaが来月、正式リリースは秋となっています。以下簡単に新機能をまとめてみました。
ロック画面
iOS 16ではロック画面の文字フォントや文字色の変更、壁紙画像のカラーフィルターやウィジェットの追加など複数のカスタマイズができるようになった。
Focusモード
Focusに紐付いたロック画面も設定可能だ。
通知
通知は下に重ねて表示するように変更された。
Live Activities API
このAPIにより対応アプリではウィジェットのリアルタイム更新が可能になった。今年後半に対応予定との事。
LiveText
LiveText in video
LiveTextが動画でも利用可能になった。
クイックアクション
通貨換算や外国語翻訳が可能になっています。
LiveTextの対応言語
対応言語に日本語と韓国語が追加された。
LiveText API
このAPIにより、サードパーティ製のアプリでもLiveTextに対応できるようになった。
Visual Look Up
iOS16では画像認識向上により、画像内の対象物を長押しで背景から取り出す事が可能になった。取り出した物はメッセージアプリなどのアプリに配置でき、ステッカーのように送信する事も可能になっています。
翻訳アプリ
カメラからの翻訳に対応した。
Safari
Webページ翻訳
新たに6つの言語(トルコ語、タイ語、ベトナム語、ポーランド語、インドネシア語、オランダ語)のサポートが追加された。
Web Push通知
Web Push通知のサポートがされた。2023年に対応予定との事。
iMessage
iMessageでメッセージの送信後、最大15分の間はメッセージの編集、削除が可能となった。
メールApp
新たにメールの送信取り消し機能が追加された。
App Intents API
このAPIにより、対応アプリではアプリインストール後、セットアップなしでSiriショートカットが利用可能になった。
Mapアプリ
経路検索
iOS16のマップAppでは複数の経由地を含む経路検索が可能になった。15ヶ所追加可能との事。
交通系ICカード
経路検索時、交通系ICカードのチャージ金額が不足している場合は通知が表示されるようになった。またそのままチャージする事も可能となっている。
AppleNewsアプリ
My Sports機能が追加された。チームやリーグ等のフォローができ、関連した情報の表示が可能になった。またリーグの得点や順位、スケジュールやハイライトの確認も可能になっている。この機能はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4カ国で利用可能との事です。
SharePlay
新たにiMessageでメッセージをしながら、SharePlayでコンテンツの共有が可能になった。
Homeアプリ
アプリデザインが変更された。またmatter規格の対応も発表された。今年後半に対応予定との事。
フィットネスApp
これまでフィットネスAppはApple WatchをペアリングしたiPhoneでのみ利用可能なアプリであったが、iOS16からは対象が全てのiPhoneユーザーに変更された。
共同作業アプリ
iOS16では共同作業専用のアプリが追加された。WWDCのプレビューではFaceTime通話をしながら、複数の人が1つのボードに手書きを含む文字やファイルを追加している所が公開された。今年後半に対応予定との事です。
Passkeys
PasskeysはWebページなどでログインする際に利用する機能。パスワードの代わりとなる新たなログイン方法で、強力な暗号化技術でアカウントを保護する。ログイン時はTouch IDやFace IDを利用する。
Face ID
iPhoneが横向きでも顔認証ができるようになった。
iPadOS 16の新機能
天気アプリ
ついにiPadに天気アプリが追加された。
Stage Manager
Stage Managerはウィンドウを整理表示できる機能。機能利用中は使用しているウィンドウは中央に大きく表示され、使用していないウィンドウは左に小さく束ねられる。
対応機種
iOS 16
iPhone SE(第2世代)とiPhone 8以降のiPhone
iPadOS 16
- iPad Pro (全モデル)
- iPad Air (第3世代以降)
- iPad (第5世代以降)
- iPad mini (第5世代以降)
Source: Apple, 他