Appleは、WWDCのセッション「Meet the WidgetKit」にて、iOS 14、iPadOS 14、macOS Big Surで強化されたウィジェット機能について説明しました。
iOS 14では、ウィジェットが大きく進化し、これまで通知センター、あるいはホーム画面の最初のページから更に左にスワイプしないとアクセスできなかったウィジェットが、ホーム画面に配置できるようになったほか、iPadOS 14やmacOS Big Surをふくめて、これまで縦並びにしか配置できなかったものが、横並びで配置できるようになったりと、非常に柔軟性が増しています。
アプリ開発者は、iOS 14やiPadOS 14、macOS Big SurおよびXcode 12に含まれる「WidgetKit」にアプリを対応させることでこれを利用できるようになります。
セッションでは、改良されたウィジェットについて解説されています。
ウィジェットのサイズは、3種類用意され、一つのアプリで複数種類のサイズに対応できます。サイズはホーム画面のアプリアイコンで例えると「小さい」が2×2アイコン分、「中」が横4×縦2アイコン分、「大」が4×4アイコン分です。それぞれのサイズに合わせて表示を可変させることができます。
WidgetKit extensionにより、ウィジェットの表示内容を時間の経過などとともに変化させることもでき、例えば、時計アプリの時計ウィジェットを動かしたり、と言うのがサードパーティ製のアプリでも利用可能になります。
ウィジェットの追加は、ホーム画面の編集(ぶるぶるモード)のときに左上に現れる+を押すとできるようです。
ウィジェットの配置場所は、各OSで変わります。
iPhoneでは、これまで通り通知センターのページと、ロック画面・ホーム画面の左のページに加え、ホーム画面に直接配置できるようになります。
iPadOSのウィジェット配置場所は変わらず、ホーム画面の左端、通知センターのみになります。ホーム画面のアプリ部分に配置することはできません。
macOSでは、通知センターに配置されます。
WidgetKitについての詳しい情報はWWDCのセッションをご覧ください。